MBTIの元にもなっている、カール・ユングの心理学における心理機能には、感覚、直感、思考、感情の4つがあります。これらはそれぞれ外向的な機能と内向的な機能に分かれ、またそれぞれが異なる認識機能と判断機能を備えています。
話題になっている16Personalitysの診断は心理機能にもとづいて結果を出しているわけではありません。ですから、このページは16Personalitysの説明ではありませんのでご注意ください。
ちなみに、ネット上にも心理機能診断というものがあり、こちらは心理機能から性格診断ができるので一度やってみると良いかもしれません。
↑心理機能診断の結果一例
S:感覚(Sensing)
特徴:現実的で具体的な情報にフォーカス
欠点:未来志向の不足(過去の経験に頼りすぎることがあり、未来志向が不足する可能性がある)
Se:外向的感覚-Extraverted Sensing-
今起こっていることは何?
現実の情報や経験に敏感で、具体的で実用的なデータを取り込みます。周囲の状況に注意を払い、五感を使って物事を把握します。
Si:内向的感覚-Introverted Sensing-
昔はどうしてたっけ?
過去の経験やデータに基づいて情報を整理し、詳細な情報やパターンを把握します。過去の経験から学び、新しい状況をそれに照らし合わせて理解します。
N:直感(Intuition)
特徴:未来の可能性や抽象的なアイディアに関心がある
欠点:細部の見落とし(外向的直感はアイディアの多様性に焦点を当てるため、細部を見逃すことがある)
Ne:外向的直感-Extraverted Intution-
すべての可能性を洗い出そう!
現実の情報から未来の可能性を予測し、新しいアイディアや関連性を見つけることが得意です。異なる視点から物事を考え、複数の選択肢を見つけます。
Ni:内向的直感-Introverted Intution-
自分の世界にダイブ♪
抽象的で非論理的なアイディアや洞察を得ることが得意です。深層に潜む意味やパターンを見つけ出し、将来の展望を洞察的に理解します。
T:思考(Thinking)
特徴:論理的分析や客観的な基準に基づいて意思決定
欠点:無感情な判断( 過度な論理重視が感情を無視する可能性がある)
Te:外向的思考-Extraverted Thinking-
客観的に判断!
論理的で客観的な原則に基づいて情報を処理し、合理的な結論に達します。組織的で目的志向の意思決定を行います。
Ti:内向的思考-Introverted Thinking-
自前の論理を誇示
独自の論理体系や理論に基づいて情報を分析し、論理的な一貫性や正確性を求めます。内省的で複雑な問題を理解します。
F:感情(Feeling)
特徴:個人的な価値観や他人とのつながりに重点を置く
欠点:他者の期待に応えすぎ(過度な他者への適応が、自分の本当の感情を抑制することがある)
Fe:外向的感情-Extraverted Feeling-
あなたのためにもなることをします
社会的な価値観や他者の感情に敏感であり、人間関係やコミュニケーションにおいて共感し、調和を重視します。
Fi:内向的感情-Introverted Feeling-
正しさより個々の価値観が大事でしょ!
個人的な価値観や感情に基づいて情報を処理し、独自の倫理観や信念を重視します。一貫性と個別の価値を重要視します。
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