怒った後ってモヤモヤしませんか?最近親しい人を叱る機会があったので、その時に思ったことを備忘録としようと思いました。
叱っている時には、頭の中が溢れんばかりの正義感と怒りでいっぱいになるのでメンタル的にはさほど問題はありません。
しかし、冷静になってもう一度考えてみると、
「あの言い方は良くなかったかな……」
など、自己嫌悪に至る場合もありますよね。
本当に自分は正しかったのか
人が誰かをしかるものは大まかに2つ。
- 一般的な倫理やマナーから外れた行為
- 自分の中の倫理から外れた行為
1であれば誰から見てもあなたのしたことは正しいと思われますし、あなたも叱ったことを後悔する度合いは少ないでしょう。
しかし、大抵のケースでは自分が叱った理由が1なのか2なのかが判別できないのでは無いでしょうか?客観的に見ればどう考えても1なのに、自己嫌悪しすぎて2だと思い込み落ち込む人もいそうですね。
自分本位の怒り?
自分本位は自己正当化に繫がり、人間関係においての大切なものが失われます。それは「信用」です。そしてあなたにとっても大事なものが失われます。それは「自信」です。
何を言っても自分の意見を押し通そうとしてきたらうんざりしてきますよね。逆に、こちらが言ったことしかやってくれない受け身体制も、だんだんこちら側の負担が大きくなって面倒です。話すのも一苦労。
叱ってる側がこれだと最悪です。誰のためにもなりません。叱るという行為は、相手のことを本当に想っていないと成立しないんです。
ただ、弁護士か第三者がその現場に居合わせない限り、あなたが自分本位の怒りをぶつけているのかは判別できません。
一番いいのは、叱る前に信頼の置ける人に相談すること。これがあなたが相手にぶつける言葉を柔らかくし、建設的な会話に導いてくれます。もし自分本位の怒りであれば、相談した時点で熱が冷めて冷静になれるでしょう。
怒りのコントロールはオレオレ詐欺の対処と同じ。一旦落ち着きましょう。
自分もするかもしれない誤ち=未来の自分に釘を差すつもりで叱る
人間は人生において何度も間違えます。どんな理由であれ、誤ちをおかさない人間というのは存在しないのです。それなのに、
「自分もするかもしれないから叱るのやめとこう」
なんて判断をしていたらいつまで経ってもあなたの大切な人は成長しませんよ。あなたのせいで成長の機会を失うんです。
そういうときは、未来の自分にも釘を差すつもりで叱りましょう。そうすればあなたのための時間にもなりますから。
あなたが叱らないほうがいいとき
勿論、自分が叱らないほうが良い例はあります。例えば、
- そもそも自分は部外者
- 既に何度も注意していて相手の態度も変わらない
- 自分よりも説得が上手な人に任せられる
これらの場合は叱るべき人間は自分ではないかもしれませんね。
また、「いやお前もやってるじゃん」って言われそうな、明らかに自分もやってしまっていることに関して叱るのは極力やめましょう。どうしても説得力に欠けてしまいます。
叱ったあとのフォローは自分の心も軽くする
罪悪感を覚えるのは「自分が悪いことをした意識」があるから。もしぱぱっと立ち直りたいのなら、叱ったあとに「こちらも言い過ぎた。ごめんね。」と謝ってしまいましょう。
これはズルいことでもなんでもありません。先に悪いことをしたのは向こうですから、逆にそんな相手に気づかいをしたというのはとても大人な対応でしょう。
ただし、「実はこちらが悪かった」という事例だとむしろ罪悪感が上乗せになるので注意してくださいね。
コメント