誤解されることを減らす方法
ノンバーバルとは非言語的、つまりコミュニケーションの中でも言葉にならない表情や手のしぐさなどのことです。人の性格は言葉に出ると言われています。そして当然、自分とまったく同じ性格の人は存在しません。
しかし、私たちはそれでも「自分と同じでないと怖い」という気持ちから、「私だったらこうするのにどうして分かってくれないの?」という考えに陥ってしまい、相手のことを簡単に誤解してしまいます。
さて、その誤解されやすい「言葉」を適切に伝えるための手段がノンバーバルコミュニケーションです。今回は特に会話の際に必要なものを5つに厳選しました。
表情1:目を合わせる、ほほ笑む
目をしっかりと合わせると相手に真剣さや誠実さを印象として与えます。また、穏やかで友好的な雰囲気を作り出すために微笑んでみましょう。これは相手に対する好意や尊重を示す手段となります。
もちろんほほ笑みは、状況によってはニヤニヤ不誠実な態度に見えることもあるので、適切な状況かどうかを見極めて自分が伝えたいポジティブなニュアンスを表情に出しましょう。上司に叱られているときなどシリアスな場面では基本使いません。
表情2:眉の上げ下げ
表情は感情の表れであり、相手に自分の感情を理解してもらう手段です。その中でも眉が上がっているか下がっているかでは相手の話に対するリアクションをすることができます。
興味や理解を示すために眉を上げ、または理解しきれないときには下げます。普段表情を意識的に使っていないと難しいので練習してみるといいかもしれません。
姿勢:物腰柔らか
ぎこちないのも場合によってはありかもしれませんが、基本的にはリラックスしているほうが「伝えたいこと」が穏やかで協力的なものであることが伝わります。自分自身も冷静に会話ができるためおススメです。
会話の中で適切な間をとることがおススメです。これにより相手がリラックスでき、気持ちよく話すことが出来ます。間が空いても無理に喋り続けず、相手の反応を待つようにしましょう。
仕草1:ジェスチャー
手を使って穏やかなジェスチャーを行うことで、言葉だけでは伝えにくい感情や意図を補足できます。手話で生活している人もいます。それだけ手には感情が伝わりやすいものだということです。
プレゼンが上手な人は手ぶりが大きいことが多いです。歌が上手い人も手(と身体全体)が動いている人が多いですよね。自分の感情を素直に手で表現しましょう。
声:速さやトーンを調節
話す際の声のトーンやリズムは、感情やメッセージのニュアンスを伝えます。普段意識していない方は以下のように使い分けてみましょう。一般的な声のトーンとスピードです。
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喜び | 悲しみ、共感 | 驚き、興奮 | 緊張、不安 | 説得、アピール | ユーモア、軽い | |
(例) | 「○○が凄くうれしかったの!」 | 「本当に○○が辛いんだよ…」 | 「え、マジで!?」 | 「実は緊張してて…」 | 「やってみる価値はあると思う」 | 「面白いことがあったんだけど~」 |
スピード | 軽快、リズミカル | ゆっくり | 間を開けずにバシッと | 不安定、緩急あり | 丁寧 | ※内容に合わせる |
声のトーン | 明るい、高い | 落ち着き、暗い | 急激に高くなる | ふつう | 穏やか | 明るい |
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