私はデザイン思考を扱う専門家ではないのですが、最近デザイン思考について学ぶ機会があったので分かったことをシェアしたいと思います。
デザイン思考の定義
デザイン思考を一言でいうと、ファッションや芸術系のデザイナーがデザインを考案する際に用いるプロセスを、ビジネス上の課題解決のために活用するというものです。
筆者は最近名古屋付近に遊びに行くことが多いのですが、名古屋市がイノベーション系のイベントをよく開催しており、その中にもデザイン思考を取り入れているものが増えてきたようです。
デザイン思考のメリット
ここでは、デザイン思考を学び取り入れることで得られるメリットを3つ紹介します。
ビジネスで役に立つ
言わずもがな、ビジネスではいくつもの課題解決が必要となるタイミングがあります。その際に、解決方法どころか課題発見すら難しい場合もあるのです。課題を発見し、解決方法を導き出すためには、デザイン思考が多いに役立ちます。
会社で取り入れる場合には、経営者のみが学ぶのではなく社員にも学ぶ機会があるといいでしょう。デザイン思考はチーム内の発言を活性化させ、より良い解決策を導き出すよいツールです。
コミュニケーションが円滑になる
一般的に、日本人の発言力は欧米と比較すると低いと言われています。それは、日本人が昔から「言葉のないコミュニケーション」を得意としてきたからだという意見もあります。しかし、昨今日本でもグローバル化が進む中、相手の気持ちを読み取るだけでなく自分から積極的に発言するスキルも必須となるでしょう。
日常生活においても、言いづらくて口に出すことをためらった結果、予期せぬトラブルに発展してしまうというケースも少なくありません。デザイン思考を取り入れ解決策の導き方を知れば、対人関係のストレスを軽減させることが可能でしょう。
ポジティブな人間になる
デザイン思考では「問題は解決策がある」という前提で進めていきます。そのため、デザイン思考を学ぶ過程で「解決できないことはない」というマインドになり、リスクをとりすぎずより良い方向へ進めるエネルギーが備わることでしょう。
現在の日本では自己肯定感が低い若者が問題視されています。リスクに負けずチャレンジ精神旺盛なポジティブ人間になれば、より良い人生が送れるようになるでしょう。
デザイン思考のデメリット
デメリットを見つけるのは難しいですが、頑張って見つけたものを同じく3つ紹介します。
適応性が薄れる
社会に出ると、会社のルールに従ったり、上司の命令に従順にならないといけない場合があります。デザイン思考は創造性を豊かにし、既存のルールに縛られない発言を推奨するものであるため、デザイン思考を取り入れた人たちにとってルールに縛られるのは窮屈に感じるかもしれません。
変人扱いされる
逆に言えば、一目置かれる存在になるということです。しかし、あなたの創造性豊かな発言に対して「それって変じゃない?」「常識的に考えてありえない」などという人もいるかもしれません。このように言われてうれしい人はあまりいないでしょう。私は嬉しい時もありますが。
デザイン思考は全人間が取り入れているものではありません。使う場所と相手を見極めて、適切な対応を心がけましょう。
デザイン思考を理解していない人の気持ちが分からなくなる
先ほどもお伝えした通り、日本人の多くは発言力が低いとされています。そのため、あなたがデザイン思考を学び発言力を身に着けると、周りの人間よりも発言力に関しては優れた存在になるかもしれません。しかし、それによって発言力の低い人たちを蔑ろにするなどはやってはいけないことです。
初心に帰ることを忘れずに!
結論:いったん学んでみよう
説明文を読んでいても、自分が実践しないとわからないことって沢山あります。まずはデザイン思考を学び、その恩恵を受けてみましょう!
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