ChatGPTが普及してもう半年ほど経ったでしょうか。Z世代の方々の半数以上がChatGPTを使ったことがあるのかなぁと肌感。レポートや論文に使わないでくださいね。日本の学力が滅びます。
ところで、あなたはChatGPTで遊んだことはありますか?これ、盛り上がりますよ。一度経験しました。一人でこっそり遊ばなくても、複数人で遊べます。
ということで、今回はChatGPTの得意技の一つである「小説」で遊んでいきたいと思います。
華麗なる無茶振り
AIは何でも言うことを聞いてくれます。これを悪用しましょう。
例えば、人間の小説家に
猿が薪割をして岩に挟まる小説を書いて(笑)
と依頼すれば感情的に断られそうですが、現在のAIに同じ聞き方をすると、
昔々、ある森におおらかな心を持った猿が住んでいました。この猿は何よりも新しいことに挑戦することが好きで、ある日思いついたのが「薪割り」でした。
猿は森にたくさんの木があることを知っていましたが、その中でも特に硬い木を見つけ、その薪を割ることに決めました。猿は手に持った小さな斧で木を割り始めましたが、なかなか思うようにいかない様子。
頑張る猿の姿に、仲間の猿たちが興味津々で見守っています。しかし、どうやら猿が選んだ木は非常に硬い岩のようで、なかなか割れそうにありません。
猿は一生懸命に斧を振り下ろしましたが、結局木は割れずに岩に挟まってしまいました。その姿に見守っていた仲間の猿たちは最初は驚き、次第に笑い出しました。
仲間の笑い声に照れながらも、猿は諦めずに再び挑戦しました。しかし、なんとしても割れない岩に挟まり、猿は仲間と一緒に大笑いしました。
その後、猿は仲間たちと協力して別の木を割り、笑い話となった薪割りの冒険は、森に笑い声を響かせました。猿たちはこの出来事から、困難にぶつかっても笑顔で受け入れ、仲間との絆を深めていくことを学んだのでした。
と、真面目に返してくれます。※しかもちょっとイイ話だし……。
これを利用しない手はありませんよね?
無茶振り①:きのこの山とたけのこの里のライバル関係を小説にして
察しのいい人は私が意図していることがお分かりでしょう。そう、これはあのお菓子のことです。しかし、ChatGPTがそれを察知することが出来るのでしょうか?
昔々、森の中に「きのこの山」と「たけのこの里」という2つの村がありました。これらの村は美味しいきのこやたけのこを生かして、それぞれ自分たちの秘伝のおやつを作っていました。
ある日、きのこの山の住人であるキノピオさんは、たけのこの里の住人であるタケノコさんと出会いました。お互いの美味しいおやつを交換し、それぞれの伝統を共有することで友情が芽生えました。
しかし、次第に両村の住人たちの中で「うちのおやつが一番だ!」という意見が広がり、友情はライバル意識へと変わっていきました。きのこの山の住人たちは「たけのこの里のおやつよりも、きのこの山のほうが絶品だ!」と主張し、たけのこの里の住人たちは「それならばたけのこの里のおやつのほうが絶対美味しい!」と反論し合う日々が続きました。
そんな中、ある日の森の中で大きなお祭りが開催されることになりました。きのこの山とたけのこの里は、お祭りの中でお互いのおやつを披露することに決めました。村の住人たちは、心を込めておやつ作りに取り組み、お祭り当日がやってきました。
お祭りではきのこの山の美味しいおやつとたけのこの里の美味しいおやつが試食され、森中に幸せな笑顔が広がりました。最終的には、どちらもおいしいという結論が出され、住人たちはお互いの違いを認め合い、友情を取り戻しました。
こうしてきのこの山とたけのこの里の住人たちは、おいしいおやつの競争から学び、ライバル関係を超えて真の友情を築いたのでした。
…!!!察知している。
どうやらChatGPT内のビッグデータには恐ろしい量の「きのこの山」「たけのこの里」に関する論争がインプットされているのでしょうか……。これは貴重なデータになりそうだ。
ところで、最後の最後でまたちょっとイイ話にされましたね。人間が読む小説として満足度が高いものがこういう流れということでしょうか。であれば……
無茶振り②:きのこの山とたけのこの里のライバル関係をバッドエンドにして
これでどうだ!
(無茶振り①の続き)しかし、お祭りの興奮が冷めると、村々の対立は再燃してしまいました。住人たちは自分たちのおやつを守り抜くため、さらなる競争に突入しました。
きのこの山はますます贅沢な材料を求め、たけのこの里もそれに負けじと特別な技法を編み出しました。しかし、過去に築かれた友情の絆は失われ、争いはますます激化していきました。
ある日、きのこの山の住人たちがたけのこの里に立ち向かうべく、秘密兵器のレシピを手に入れることに成功しました。これで彼らは最強のおやつを作り、勝利を確信しました。
お互いがおやつのために力を合わせていたはずの彼らは、競争の果てに友情を失い、村同士の敵対心が勝ってしまったのでした。結局、きのこの山とたけのこの里は仲違いし、それぞれの道を歩むことになりました。彼らの心に残るのは、争いと失った友情の痛みでした。
……なんだか心が痛む。競争はきのこの山が勝ったのか……?近年での総選挙できのこの山が優勢だというのに関係があるのでしょうか。
無茶振り③:きのこの山とたけのこの里の関係をバトル漫画風の小説にして
かっこいいのを期待しています。
闘いの火花が散り、きのこの山とたけのこの里の間に激しいバトルが勃発した。両村の戦士たちはそれぞれの技を駆使し、特製のおやつを作り上げ、相手を圧倒することを目指していた。
きのこの山の忍者キノビーは、高い技術を駆使して鋭い刀できのこを切り裂き、それを使った絶品おやつを生み出していた。対するたけのこの里の剣士タケトは、しなやかな剣技でたけのこを細かく刻み、独自のおやつを誇示していた。
バトルの中で、両村のエースたちは次第におやつ作りの極意を解き明かし、その技術合戦は益々激化していった。しかし、その闘争心は友情という名の霧で覆われ、おやつの美味しさではなく勝利への執着が彼らを突き動かしていた。
最終的に、きのこの山とたけのこの里の頂点に立つ戦士たちは、優れたおやつを作り上げることに成功。しかし、その勝利は友情の喪失と引き換えになり、村々は争いの爪痕を背負ってそれぞれの未来を歩むことになった。
闘いの終結とともに、激しいバトルの中で傷ついた友情が風に舞い、きのこの山とたけのこの里は疲れ果てた姿で残された。
クスッと笑えるシリアス小説の出来上がりです。
〜最後まで呼んでいただきありがとうございました〜
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